漿膜下筋腫で見られる症状

子宮の外側を覆う「漿膜」にできる筋腫で、子宮の外側に向かって大きくなります。無症状の場合がほとんどなので気づきにくく、粘膜下筋腫・筋層内筋腫と比べると過多月経の症状は少ないのが特徴です。
ただし、筋腫がねじれて「茎捻転」を起こしてしまうと急激な腹痛が起こります。中には1~2kgまで大きくなる筋腫もありますが、自覚しづらいため、見過ごされてしまいがちです。
不安なときには、担当医に診断結果を詳しく聞いておきましょう。

筋層内筋腫で見られる症状

子宮内膜の外側にある「子宮筋層」という筋肉の層に形成される筋腫です。小さいときはほとんど無症状ですが、筋腫が大きくなるにつれて子宮が腫れ、変形します。
子宮が強く収縮することで、下腹部痛や腰痛のほか、過多月経、頻尿、便秘などを引き起こすことがあります。
筋層内筋腫も、できた場所や大きさによっては不妊や流産の原因にもなります。子宮筋腫のうち約70%と最も多く見られるタイプの筋腫です。

粘膜下筋腫(ねんまくかきんしゅ)で見られる症状

子宮の内側を覆う「子宮内膜」のすぐ下にできる筋腫で、子宮の内部に向かって大きくなります。そのため、体の外側から触れにくいのが特徴です。
子宮筋腫のうち発症頻度は約5〜10%と低いのですが、筋腫が小さくても症状は重くなりやすいのが特徴です。不正出血や月経時の出血量の増加、月経期間が10日以上続く「過多月経」、ひどい月経痛、貧血、動悸や息切れなどを引き起こします。
不妊や早産の原因となりやすく、手術が必要になるケースも多くあります。また、筋腫が大きくなり膣や子宮頸管の中に押し出される「筋腫分娩」になると、不正出血時の血量が多くなります。