子宮筋腫の検査

子宮筋腫、あるいは子宮筋腫の疑い、と言われたら、どんな検査がすすめられるのでしょうか 

MRI、CTなどの影像による検査

貧血検査
子宮筋腫に貧血はつきものです。

腫瘍マーカー検査
子宮筋腫によく合併しておこる、子宮内膜症がないかを調べる時に役立ちます。

その他の血液検査

子宮卵管造影検査をすすめられる事があります。

子宮鏡検査をすすめられる事があります。
特に粘膜下筋腫が疑われる時

子宮癌検査
念のため検査をすすめられる事が多いようです。

心電図検査
貧血が強度の時は心電図に異常が出る時があります。

その他必要に応じて検査をすすめられる時があります。
なお子宮筋腫の時には、これらの検査全てが必要だという訳ではありません。

内視鏡手術

最近、急速に広まっているのは内視鏡による手術です。これは、傷跡が小さいかほとんどなく、回復が早いのが長所です。
 子宮を残して筋腫だけを摘出する場合、子宮の内側に筋腫ができた粘膜下筋腫ならば、子宮鏡が使われます。これは腟から子宮の中に子宮鏡を入れ、電気メスで筋腫を少しずつ 削りとっていく方法です。したがって、筋腫はあまり大きくないこと(4~6cm以下)、筋腫が内側に飛び出していることなど、いくつかの条件があります。
 一方、腹部にいくつか穴を開けて細い管を挿入し、電気メスなどを操作して子宮筋腫を切除するのが、腹腔鏡下手術です。この場合は、子宮を丸ごと摘出することも筋腫だけを摘出することもできます。筋層内筋腫や漿膜下筋腫が適応になります。
 この場合も、傷跡が小さく、回復が早いのがメリットです。最近は、内視鏡によって手術を行うところも増えてきましたが、内視鏡手術の技術には個人差があり、手術できる範囲や大きさなども医師によって異なります。したがって、リスクも含めて十分な説明を受けた上で、治療を受けましょう。
 なお、開腹手術でも内視鏡による手術でも、子宮を残せば子宮筋腫は再発の可能性があります。とくに20代、30代で手術をした場合は、その後長くエストロゲンにさらされるので、筋腫が再発してまた大きくなる危険性があります。また、複数の筋腫があった人は、再発の危険性が高くなります。この場合、再手術になると筋腫だけをとることは難しいので、子宮の全摘手術を受けることになります。

開腹手術

従来は、子宮筋腫の手術といえば、開腹して子宮を丸ごと摘出するか、筋腫のみを摘出する方法(核出)が中心でした。
 腹部からメスを入れる方法は大きな筋腫も摘出できるのが長所です。半面、傷跡も多少目立ちます。一方、子宮が握りコブシ大より小さくて癒着がなく、悪性腫瘍や卵巣のう腫などの合併もなく、腟からの分娩を経験したことのある人ならば、腟のほうからメスを入れて子宮の摘出を行う「腟式手術」を行うこともできます。