子宮筋腫は予防できる?確率は?

子宮筋腫の原因がはっきりしていないため、予防法も医学的根拠を示すものはありません。筋腫の大きさや増殖するスピードには個人差があり、米粒大から10kgを超えるものまでと様々で、複数個できる場合もあります。
厚生労働省の平成26年患者調査によると、患者数は約10万人ですが、無症状の人も多く、潜在的な数はわかっていません(※3)。40代女性の約25%が発症し、成人女性で約20~30%が何かしらの小さい筋腫を持っているともいわれています(※4)。
悪性に変化することはあまりないため、子宮筋腫が小さかったり症状がほとんどなかったりする場合には、手術など外科的な処置をせずに経過観察することもあります。また、更年期に発見された筋腫の多くは、閉経を迎えて自然に縮小していきます。
しかし、子宮筋腫が急速に大きくなっている場合など、ごく稀に癌の一つである「子宮肉腫」の可性が疑われることもあります。子宮に腫瘍が見つかった際には、できるだけ早い精密検査と定期的な検診を受けることが大切です。

漿膜下筋腫で見られる症状

子宮の外側を覆う「漿膜」にできる筋腫で、子宮の外側に向かって大きくなります。無症状の場合がほとんどなので気づきにくく、粘膜下筋腫・筋層内筋腫と比べると過多月経の症状は少ないのが特徴です。
ただし、筋腫がねじれて「茎捻転」を起こしてしまうと急激な腹痛が起こります。中には1~2kgまで大きくなる筋腫もありますが、自覚しづらいため、見過ごされてしまいがちです。
不安なときには、担当医に診断結果を詳しく聞いておきましょう。

筋層内筋腫で見られる症状

子宮内膜の外側にある「子宮筋層」という筋肉の層に形成される筋腫です。小さいときはほとんど無症状ですが、筋腫が大きくなるにつれて子宮が腫れ、変形します。
子宮が強く収縮することで、下腹部痛や腰痛のほか、過多月経、頻尿、便秘などを引き起こすことがあります。
筋層内筋腫も、できた場所や大きさによっては不妊や流産の原因にもなります。子宮筋腫のうち約70%と最も多く見られるタイプの筋腫です。